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静かに生きるノート – slowliving-note.comへようこそ!
このブログでは、心を込めて描いたアート作品の紹介や、読んだ本の感想、映画・ドラマの記録、日々の出来事まで、日常の中にある“ときめき”や“ひらめき”を綴っています。
ふとした時間に、あなたの心にも何かが届くような、そんな場所を目指しています。

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映画『戦場のピアニスト』感想文
映画『戦場のピアニスト』感想文 ピアノの音が、静けさの中で響くということ 偶然だった。 ある夜、アマプラで○日以内に終了という記載を見て何となく再生ボタンを押した。 予備知識なしで観た。 そして、画面の中で展開される出来事に、言葉を失った。 音楽が「語る」瞬間 主人公がピアノを弾く場面は、映画全体を通してわずかしかない。だからこそ、その音が鳴るとき、空気が変わる。音楽は美しさとしてではなく、生存の証として、沈黙の重さを測る物差しとして、そこに在る。廃墟のようなアパートで、凍えた指先で鍵盤に触れるあのシーンを、私はまだうまく言葉にできない。 助けられることの不条理 誰かが差し伸べた手によって生き延びる。けれど、その隣で、同じように手を伸ばした人が助からない。映画は、その不条理を説明しようとしない。ただ映す。運命と呼ぶには冷たすぎる偶然の連続を、主人公は生き延びていく。彼はヒーローではないし、特別な何かを持っていたわけでもない。 見ることと、見られること 隠れて息を潜める場面が何度も訪れる。窓から外を覗く視線の先には、日常を破壊する暴力がある。けれど
2025年12月15日読了時間: 2分


映画『インセプション』感想文
映画『インセプション』感想と考察|夢と現実をめぐる哲学的な旅 クリストファー・ノーラン監督の『インセプション』、公開からずいぶん経った今でも根強い人気がありますよね。「夢の中に入ってアイデアを植え付ける」なんて設定自体がもうワクワクしますし、映像表現も圧倒的。でも、それ以上に引っかかるのは、「これって夢?それとも現実?」と永遠に頭を悩ませてしまう哲学的な問いかけです。 夢と現実の境界ってどこ? この映画の象徴といえば、やっぱりコブの“トーテム”(回転するコマ)。現実か夢かを見分けるための小さな道具ですが、最後にそのコマがどうなるかはハッキリ描かれません。 これってデカルトの「私は考える、ゆえに私は在る」的な懐疑論を映像化したようなもの。結局、私たちは「現実」と思っているものをどこまで信じられるのか? という問いを突きつけられているわけです。 「私」をつくるのは記憶? コブが妻マルとの記憶に縛られている姿は、かなり痛々しいけれど興味深いテーマでもあります。哲学者ジョン・ロックは「人間の同一性は記憶によって成り立つ」と言ったんですが、この映画ではその
2025年10月5日読了時間: 3分


映画『Perfect Days』感想
Perfect Days ── 日常に潜むひかり ヴィム・ヴェンダース監督の映画『Perfect Days』を観ました。物語はとてもシンプルです。東京・渋谷でトイレ清掃の仕事をする平山さん(役所広司)が、毎日を淡々と過ごしていく。朝起きて、植物に水をやり、仕事に向かい、帰りに銭湯へ寄り、夕飯を食べて眠る。そんな「繰り返す日常」のなかで、木漏れ日を見上げ、音楽を聴き、本を読む。大きな事件は起こらず、語られる過去もほとんどありません。けれど、その一つひとつの瞬間が、とても深く心に響きます。 語らないことの豊かさ この映画の好きなところは、語らないことの中に、これほどまでに物語が宿るということ。平山さんは自分の人生をほとんど語りません。その沈黙の中で、観る側の私たちは、木漏れ日の揺らぎや、風に吹かれる葉の影に、彼の時間を重ねていくことになります。映画を観るというより、 誰かの日常を静かに観測している ような感覚でした。 Perfect Days と、私の絵 観ているあいだ、私はときどき「自分が描きたい絵」のことを思い出していました。絵を描くとき、ふとし
2025年8月21日読了時間: 2分
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