チャーフィーとココ、ふたりの物語をAIで絵本にしたい——その苦戦と、愛おしさの話
- Yukaringo
- 2月23日
- 読了時間: 4分

チャーフィーとココ、ふたりの物語をAIで絵本にしたい——その苦戦と、愛おしさの話
AIで絵本を作りたい。キャラクターをグッズにしたい。そう思って始めてみたら、思い通りの画像がなかなか生成できなくて途方に暮れている——そんな経験はありますか?
私もいま、まさにその渦中にいます。
亡くなったチャーフィーのことを想いながら、今も元気に生きてくれているココのことを想いながら、ふたりの物語を絵本にしようとしています。でもAI画像生成というのは、思ったよりずっと繊細な作業で。「この顔じゃない」「この色じゃない」「もっと、もっと……チャーフィーらしく」と、何度も何度も試行錯誤する日々が続いています。
この記事では、AIで絵本を作る過程の実情と、その先にある、大切な存在への想いについて、語ってみようと思います。
AIで絵本を作るということ——思い通りにならない、それもまた創作
プロンプトという名の「お願い」
AI画像生成ツールにキャラクターを描いてもらうには、テキストで指示を出す必要があります。これを「プロンプト」と呼びます。
「白い毛並みで、少し垂れた耳で、穏やかな目で……」
頭の中にある姿を言葉に変換する作業は、想像以上に難しい。人間に頼むときは「なんとなくこんな感じ」で伝わることも、AIには伝わりません。色、形、光、雰囲気、スタイル——すべてを言語化しなければならないのです。
絵本制作に使われるAIツールとしては、Midjourney、Stable Diffusion、Adobe Fireflyなどが知られていますが、どのツールも一長一短があり、「これ一択」という正解はありません。特にオリジナルキャラクターの一貫性を保つことは、現時点ではAI画像生成の大きな課題のひとつと言えるかもしれません。
「一貫性」という壁
絵本において大切なのは、同じキャラクターが何ページにわたっても「同じキャラクターらしく」見えること。でも今のAIにとって、これはまだ難しいことのひとつです。
同じプロンプトを打っても、毎回微妙に顔が変わる。表情が違う。なんか雰囲気が別の子みたいになる。
……そうじゃないんです。この子じゃないんです、って。
その「この子じゃない感」が積み重なるほど、チャーフィーへの想いがじわりと溢れてくる。
チャーフィーとの記憶、ココとの今
また抱っこしたい、あの重さを
昨年、チャーフィーが逝きました。
その事実を文章にするのは、いまも少し胸が痛い。でも、だからこそ絵本を作りたいと思ったのかもしれません。
チャーフィーを抱っこしたとき、あの重さ。温かさ。ふわふわやわらかい毛並みの感触。声。——そういうものは、写真にも動画にも収まりきらない。でも物語の中なら、ずっとそこにいられる気がして。
グッズになったキャラクターを手に取るとき、「あ、チャーフィーだ」と感じられたら。そう思って、今日もプロンプトを書き直しています。
ココは、今日も元気
そしてもう一方の主役、ココ。
ココは今もこの家で生きていて、たまにいたずらをして、たまにふわっと寄り添ってくる。その存在がどれだけ大きいか、チャーフィーがいなくなってから、より深く感じるようになりました。
「今、ここにいる」ということの、奇跡みたいな重さ。
チャーフィーとココの物語は、「喪失と現在」の話でもあります。亡くなった子と、今生きている子。ふたりをひとつの絵本の世界に住まわせることで、なにか大切なことが伝えられる気がしています。
生まれ変わって、また会いにきてね
これは少し個人的すぎる願いかもしれないけれど、書かずにはいられません。
チャーフィー、もし生まれ変わるなら、また会いにきてほしい。どんな姿でもいいから。ふらりと現れて、「あ、この子だ」ってわかるような形で。
そういう願いを持って絵本を作るというのは、ちょっと不思議な行為でもあります。もしかしたら創作とは、会えない誰かへの手紙なのかもしれない。あるいは、「忘れていないよ」という、静かな誓いなのかもしれません。
AIという現代的な道具を使いながら、その奥底にあるのは、とても原始的な感情です。愛おしさ、喪失、再会への祈り。
テクノロジーは変わっても、人が誰かを想う気持ちは、何も変わらない。
まとめ——苦戦は、愛の深さのあかし
AI画像生成で思うような絵が出てこないとき、それはある意味「あなたの中にある像がそれだけ鮮明だから」ともいえます。
曖昧な愛情なら、どんな絵でも「まあいいか」と通り過ぎられる。でもそれができないのは、あなたが見ているのが本物の顔だから。
チャーフィーとの日々も、ココとの今も、絵本という形になったとき、誰かの心にそっと届く物語になると、私は信じています。
📌 今日できる小さなアクション
もし大切な存在を物語にしたいと思っているなら、今日はまず——その子の「一番好きな瞬間」をひとつだけ、言葉にしてみてください。
どんな光の中にいたか。どんな声だったか。どんなにおいがしたか。
それがプロンプトの種になるし、物語の核になる。そして何より、その言葉を書く時間そのものが、大切な存在との、静かな再会になるから。
チャーフィーとココの絵本プロジェクト、制作の裏側もこれからちょこちょこ綴っていく予定です。どんな物語になっていくか、よかったら一緒に見守ってもらえたら嬉しいです。




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