アクリルガッシュで描く紫陽花|葛藤と癒しがにじむ雨の日の一枚
- Yukaringo
- 6月16日
- 読了時間: 1分
更新日:8月11日

作品の方向性を見つけたくて、いま、いろんな画材を試しています。
今回はアクリルガッシュで雨の日の紫陽花に挑戦してみました。
本当は、見てくれた人の心がふっとあたたかくなるような、やさしい絵を描きたかった。
でも、気づけば――
にじみ出たのは、自分の中にある葛藤や焦り、そして悔しさでした。
「描きたい絵」と「いま描ける絵」が違う。
その差に、悔しさがこみあげます。
だけど、不思議と、描いているときは、いつも心が少し癒される。
うまくいかなくても、正解がわからなくても、絵を描くという行為そのものが、私をそっとなだめてくれるようです。

「雨音に咲くこころ」
静かな雨の日。アジサイが、そっと色を濃くしていく。
滲んだ空気に、淡い水色と紫がにじむように咲いて、まるで心の内側を映す鏡のよう。
ふと、足を止めて見上げれば、濡れた葉の上にたまる雫が、まるで過ぎた感情をそっと包みこんでくれるようだった。
この絵には、言葉にならなかった想いと、癒しへの願いが、静かに宿っています。




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